研究室
当社では、お客様の微粒化のご要望に答えるための研究(受託試験対応)、新製品開発のための研究、及びあらゆる試料をナノ化するための研究開発を日々行っております。
その中の一部にはなりますが、当社の研究室をご紹介いたします。
■ ナノマイザー処理
【 予備乳化・分散処理 】
高速撹拌機:CLM-0.8S(エム・テクニック)
HOMOGENIZER:AHG-160D(アズワン)
プロペラ式撹拌機:SMT-101(アズワン)
チューブミキサー:VTX-3500(LMS)
当社では、上記の装置を使ってナノマイザー処理前の予備乳化・分散処理、
及び添加剤や分散剤の検討を行っております。
【 ナノマイザー処理 】
写真(左):
ナノマイザー(NMS-200ED)
写真(右):
ナノマイザー(NMS-200L)
予備乳化・分散後、ナノマイザー処理を行います。 右の図は、ナノマイザー処理前後の試料の外観です。 |
下記のデータは、軽油と水のエマルジョンの一例です。
ナノマイザー処理後は水の粒子がほとんど確認できなくなっているのがお分かりになると思います。
■ 分析・評価
ナノマイザー処理を行った試料の分析及び評価は、下記粒度分布計とレーザー顕微鏡にて行っています。
■ 動的光散乱式粒度分布計(Nano S):Malvern
■ 粘度計(SV-1A):A&D
■ レーザー回折式粒度分布計(SALD-7000):島津製作所
(上記は、A重油エマルジョンの粒度分布です。)
動的光散乱式粒度分布計とレーザー回折式粒度分布計は、測定する粒子の大きさにより装置の使い分けをしています。ナノレベルの粒子の測定は動的光散乱式粒度分布計になりますが、6μm以上の粒子の有無を確認したい時はレーザー回折式粒度分布計を用います。
■ レーザー顕微鏡(OPTELICS H1200):レーザーテック
粒子径の観察、凝集・分散状態の確認を行います。
(上記写真は、A重油エマルジョンのナノマイザー前後の写真です。)
■ 安定性評価
■ インキュベーター(FMU-2611):福島工業
数時間程度の短期から1ヵ月以上の長期安定性試験まで、上記恒温槽にて温度管理を行っています。