微粒化の原理

■ ナノマイザーによる微粒化の原理

ナノマイザーは、単結晶ダイヤを主とする超硬材料に Φ30~400μm の微細な特殊な流路を形成したジェネレーターにプランジャーポンプで高圧(~200MPa)を発生させ試料を高速で押し流し、キャビテーションを発生させ(圧縮力、せん断力、衝撃力、摩擦力等の物理的エネルギーも加わり)微粒化します。

原理図

■ ジェネレーターの特徴

ジェネレーターとは、ダイヤモンドを主とする超硬材料に Φ30~400μm の小径穴(ノズル)を形成したものです。数種類のタイプがありますが、下記に代表的な「衝突型」の構成図をご紹介します。
ジェネレーターについての詳細

ジェネレーター内ディスク部 通液の様子
ジェネレーター内 ジェネレーター通液
 

 

ノズル材質

● 単結晶ダイヤモンド
(無機物、食塩、塩素系など)
● 焼結ダイヤモンド
(有機物、非塩素系など)

ディスク断面図
ディスク断面

液同士を衝突させて、溝内/衝突点にて微粒化エネルギーを集約させます。

乳化、分散、破砕、いずれの目的でも使用できる微粒化効率の高いジェネレーター構造です。
また、ジェネレーターはノズル後部へ噴流噴出をせず、ダイヤモンドノズル内で高速流の発生から終結までを全て行うため、ノズル部以外の摩耗やコンタミネーションを極めて低減します。